ご挨拶About Us

 生体では様々な代謝反応が行われ、相互に関わることで恒常性を維持しています。
疾患において、この代謝反応が変化することから、代謝変化を指標とする分析・診断を行うことができれば、疾患メカニズムの解明や早期診断が可能となります。
 私たちは、酸素代謝や酸化還元反応の変化に着目し、がんやいわゆる生活習慣病の診断が可能な計測原理・機器を開発しています。疾患メカニズム解明や医薬品の薬効評価の新しいアプローチ実現を目指しています。

お知らせWhat's New

EPR2023(パリ、フランス)で発表しました。
EPR2023は電子スピン共鳴法の生物・医学へ応用に関する学会です。市川教授と榎本講師が各々ポスター発表を行いました。(演題:Quantification of nitroxyl radicals using electrophoresis and OMRI (市川教授)、Novel OMRI cavity resonator optimized for dermatological measurements)
当研究室では、大学院生、博士研究員、技術補佐員を募集しております。
研究内容に関しては研究紹介(①と②)をご参照ください。
ご興味をお持ちの方は、榎本までお問い合わせください。
榎本講師の研究提案が科研費基盤研究Bに採択されました。(研究課題名:「内因性抗酸化物質を指標とした非侵襲な脳内参加ストレス状態定量的評価手法の新規構築」)
研究内容については「研究紹介」を参照してください。
第143回日本薬学会年会(北海道大学)で発表しました。
日本薬学会年会は薬学に関連する様々な分野での基礎研究、応用研究、技術開発などに関する大規模な学会です。榎本講師がポスター発表を行いました。(演題:悪性黒色中メラニンラジカル量定量評価のためのOMRI用空洞共振器の開発)
JST創発的研究支援事業「第3回創発の場」(東京AP市ヶ谷)に参加しました。
JST創発的研究支援事業の同パネル採用者と、AD、POの方々を含め研究発表・交流・議論を行いました。
4年生(新5年生)3名が配属されました。
阿部さん、長崎さん、若林さん、一緒に頑張りましょう。
第61回電子スピンサイエンス学会年会で発表を行いました。
電子スピンサイエンス学会年会では、電子スピン共鳴法の多岐にわたる分野の応用や技術開発に関する報告がなされました。本学会では榎本講師が口頭発表を行いました(演題:in vivo OMRI計測のための空洞共振器の開発と最適化)
量子生命科学先端フォーラム(千葉、量子生命科学研究所)に参加しました。
量子生命科学先端フォーラムは、量子生命科学研究に関する最新の知見について、比較的若手の研究者同士で研究について議論し、交流するための研究会です。榎本講師がポスター及び口頭にて発表しました。
第39回日本薬学会九州支部会(長崎国際大学)で発表しました。
本学で開催された日本薬学会九州支部会にて、本研究室の石橋さんの研究成果が発表されました。(演題:OMRI法を用いた早期糖尿病性網膜症評価の実現可能性の検証)
榎本講師の総説がAntioxidants&Resox Signalingに掲載されました。
本総説はオーバーハウザー効果MRI法の臨床応用に向けた研究や開発の動向に関する総説です。市川教授との共著です。
A. Enomoto and K. Ichikawa, Research and Development of Preclinical Overhauser- Enhanced Magnetic Resonance Imaging, Antioxidants & Redox Signaling, 37(2022)1094-1110.
DOI: http://doi.org/10.1089/ars.2022.0038
第25回ESRフォーラム研究会(オンライン開催)で講演しました。
ESRフォーラム研究会は電子スピン共鳴分光法の入門者向けセミナーです。特別講演として「臨床使用を目指した生体内フリーラジカル検出機器の開発」という演題で榎本講師が講演を行いました。
JST創発的研究支援事業「融合の場」(熊本大学)に参加しました。
JST創発的研究支援事業に採択されている主に九州地区の研究者との交流・研究発表・議論を行いました。また一般シンポジウムでは榎本講師が研究内容に関する発表を行いました。
市川教授、榎本講師が学長特別表彰を受賞しました。
2022年度の新規研究室配属学生が決まりました。
草津さん、坂本さん、丹生さん、徳永さん 頑張っていきましょう。
榎本先生の研究課題が『科学技術振興機構(JST) 創発的研究支援事業 2020年度』に採択されました。
科学技術振興機構(JST) 創発的研究支援事業は、特定の課題や短期目標を設定せず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するため、既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な多様な研究を、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ長期的に支援する事業です。
詳細はこちら
2021年度の新規研究室配属学生が決まりました。
石橋さん、喜多さん、前田さん、松本さん 頑張っていきましょう。
榎本先生が、令和2年度電子スピンサイエンス学会奨励賞を受賞しました。
電子スピン共鳴やオーバーハウザー効果MRIなどを用いて、生体の代謝反応をリアルタイム計測することは、疾患機序の解明や医薬品候補化合物の評価を行うために有用ですが、計測感度向上などの課題がありました。榎本助教は、新しいタイプの検出器開発研究を一貫して行っており、高感度・広領域の生体計測を実現する検出器開発に関するこれまでの研究成果が認められ、今回「磁気共鳴イメージングのための新規共振器の開発研究」について奨励賞を受賞しました。